閉塞性睡眠時無呼吸症で色々なリスクが増加

(2014年4月) "Journal of Clinical Sleep Medicine" に掲載されたシドニー大学の研究によると、閉塞性睡眠時無呼吸症(OSA)によって脳卒中や、ガン、早死にのリスクが増加すると考えられます。

この研究では、中~重度の397人の成人の睡眠に関するデータを測定し、その後20年間にわたって追跡調査を行いました。 脳卒中やガンの行歴のある人はデータから除外しました。 397人(から脳卒中・ガンの病歴をのある人を除いたもの?)のうち、中~重度の OSA の患者は4.6%、軽度(症状の発生頻度が1時間あたり5~15回)の OSA の患者は20.6%でした。

追跡期間中に発生した死亡件数は77件、脳卒中の件数は31件、そしてガンの件数は125件(うち患者が死亡したのは39件)でした。

分析の結果、中~重度の OSA 患者では早死にのリスクが4倍(HR 4.2)、脳卒中のリスクが4倍近く(HR 3.7)、ガンの発症リスクが2.5倍、そしてガンによる死亡のリスクが3倍超(HR 3.4)となりました。 軽度の OSA 患者では、いずれのリスクも増加していませんでした。 これらの結果は、BMI、喫煙習慣、コレステロール値、血圧などの要因を考慮した後のものです。

今回の結果は、過去に行われた複数の類似研究の結果と合致しています。

米国睡眠医学会会長の Safwan Badr 博士は次のように述べています:

「OSA は健康に壊滅的な悪影響を与える慢性病です。 睡眠時無呼吸の症状は、頻繁に大きな音のイビキをかく、睡眠中に呼吸が止まるなどです。 睡眠時無呼吸の症状が出ている場合には意思に相談しましょう」