頭痛薬で難聴になるリスクが増加

(2012年9月) " American Journal of Epidemiology" に掲載された Brigham and Women’s Hospital(米国)の研究で、鎮痛薬のイブプロフェンまたはアセトアミノフェンを常用している女性は難聴になるリスクが高いという結果になりました。

研究の方法

31~48才の女性 62,261人を対象として、アスピリン・イブプロフェン・アセトアミノフェンの服用頻度と難聴のリスクとの関係を 1995~2009年の14年間にわたり追跡調査しました。

結果
14年間のうちに難聴になった女性は1万人以上でした。 イブプロフェンまたはアセトアミノフェンを週に2~3回服用していたグループは服用回数が週に1回以下のグループに比べて、難聴のリスクが11~13%増加していました。 さらに、これらの鎮痛薬を週に4~5回服用していた女性では21%、イブプロフェンを週に6回以上服用していた女性では24%のリスク増加でした。

リスクの増加は、50才未満での女性で顕著でした。 アスピリンに関しては、難聴との関係が認められませんでした。

考えられる理由

鎮痛薬により蝸牛(聴覚器官)に流れ込む血流が減少し、機能が損なわれるのが原因かもしれません。

アドバイス
研究者によると、イブプロフェンやアセトアミノフェンなどの鎮痛薬を常用する場合には、鎮痛薬常用のメリットとデメリットや代替療法について医師と相談する必要があります。