生活習慣が膵臓疾患のリスクに与える影響

(2014年5月) オークランド大学(ニュージーランド) の研究チームが、膵(すい)臓疾患(膵臓ガンや、急性膵炎、慢性膵炎)のリスク要因を調査した結果が発表されています。

研究の方法

過去に行われた51の研究(うち日本の研究は11)のデータを分析しました。 データに含まれる人数は300万人以上、膵臓疾患患者数は1万千人近くでした。

結果
主な結果は次の通りです:
  • 膵臓疾患全体では、(「過去の喫煙歴」に対して)現在の喫煙習慣が最大のリスク要因で、これに次いで、肥満と大量飲酒が大きなリスク要因だった。 喫煙習慣により、膵臓疾患のリスクが1.87倍に増加していた。
  • 喫煙と大量飲酒による膵臓疾患のリスク増加幅は、膵臓ガンよりも急性膵炎と慢性膵炎で大きかった。
  • 一方、膵臓疾患のリスク低下と最も強い関係が見られたのは野菜と果物の消費量だった。 野菜の消費量が多い人では急性膵炎のリスクが、そして果物の消費量が多い人では膵臓ガンのリスクが減っていた。