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両親が高血圧の人は30~40才頃から高血圧に注意

(2016年11月) "Scientific Sessions 2016" で発表されたボストン大学などの研究によると、親が若い頃に高血圧を発症したという人は自分も高血圧になりやすくなる恐れがあります。

研究の方法
高血圧ではない平均年齢32才の成人男女 1,635人の両親の高血圧の有無を調べて、次の4つのグループに分類しました:
  1. 両親が2人とも高血圧ではないグループ
  2. 両親の一方が早発高血圧(*)ではない高血圧のグループ
  3. 両親の一方が早発高血圧であるグループ
  4. 両親が2人とも早発高血圧であるグループ
(*) 発症の時期が55才未満の高血圧。

そして、それから10年間にわたり高血圧の発症状況を追跡調査しました。

結果
各グループの高血圧(*)発生率は、グループ1が6%、グループ2が8%、グループ3が11%、そしてグループ4が19%というものでした。
(*) 32才から42才までのうちに発生した高血圧なので、早発高血圧ということになります。

研究チームの計算によると、グループ1に比べたときの高血圧発症リスク増加幅は、グループ3では+50%ほど、グループ4では+250%(3.5倍)です。

両親が高血圧を発症する年齢が若いほど、子供が高血圧を発症する年齢も若くなっていました。

解説
今回の結果から、高血圧のリスクを家族歴という点から評価しようとするときには、両親が高血圧を発症した時期まで考慮することが大事だと思われます。