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子供がテレビを観る時間を減らすには、まず自分が減らすこと

(2013年7月) テレビを観る時間が長い子供では、子供が犯罪者になるリスクが増加するとか、知能の発達が阻害されるなどの問題がありますが、"Pediatrics" 誌に掲載されたペンシルバニア大学の研究によると、子供のテレビ視聴時間は親のテレビ視聴時間に比例します。

したがって、ちょっと時間が空いたらすぐテレビをつけるという習慣が母親や父親にある場合には、子供も頻繁にテレビを観ることになります。

この研究によると、親のテレビ視聴時間が子供の視聴時間に及ぼす影響は、テレビの置かれている場所やテレビ視聴時間に関する家庭内のルールよりも多大です。

研究の方法

この研究では、17歳以下の子供を持つ親 1,550人を対象にインタビューを実施しました。 質問内容は、テレビまたはDVDを観る時間や、PCで映画などを観る時間、家にあるテレビの台数、テレビの設置場所、部屋数、インターネットに接続できるPCの数、そして子供がテレビを観る時間、およびテレビ視聴に関する家庭内ルールなどでした。 さらに、これらの親たちの子供のうち12~17歳の 629人を対象に、テレビ視聴習慣に関するアンケートを実施しました。

結果
研究の結果は次の通りです:
  • 親のテレビ視聴時間は平均で4時間。 これに対して、子供は平均3時間だった。
  • 親のテレビ視聴時間が1時間増えるごとに、子供のテレビ視聴時間が30分増えていた。
  • 親のテレビ視聴時間が平均よりも長いと、子供も平均よりもテレビ視聴時間が長かった。
  • 親のテレビ視聴時間は、テレビの視聴時間制限に関する家庭内ルールや、子供が自分の部屋にテレビを所有しているかどうかよりも、子供のテレビ視聴時間との関係が強かった。
  • 親が視聴時間を制限して効果があるのは6~11歳の子供だけだった。
  • 思春期の子供は、親が思っているより1時間多くテレビを観ていた。
英国の研究でも
"International Journal of Behavioral Nutrition and Physical Activity" 誌(2014年4月)に掲載された英国の研究でも、親のテレビ視聴時間が2時間以上である場合には、小学生の子供のテレビ視聴時間が2時間以上となるリスクが3.4倍に増加するという結果になっています。