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配偶者のストレスが強いと自分の腹部の脂肪が増える

(2016年10月) ストレスにより太りやすくなるという研究がありますが、"The Journals of Gerontology: Series B" に掲載されたミシガン大学などの研究によると、腹部の太りやすさは本人のストレスよりも配偶者のストレスに強く影響されます。

研究の方法

米国全土から選出された1千組ほどの夫婦を対象に、心理状態とウェストのサイズを 2006年と 2010年の2回にわたり調査しました。

結果

本人が感じているストレスよりもむしろ、配偶者(夫であれば妻、妻であれば夫)が感じているストレスがウェスト・サイズに関係していました。 配偶者が強いストレスを感じていると、本人のウェストが 2006年から 2010年のうちに太ることが多かったのです。

夫婦仲の影響でさらに複雑な関係に
さらに、夫が「夫婦仲が上手くいっていない」と強く感じている場合には、配偶者が感じるストレスと本人のウェストの太り具合の関係が強まっていました。
夫が結婚生活に不満であると、妻が感じるストレスと夫のウェストの太り具合との関係が強かった。
妻の場合は逆に、「夫婦仲が上手くいっていない」とあまり感じていない場合に、配偶者が感じるストレスと本人のウェストの太り具合の関係が強まっていました。
妻が結婚生活に満足していると、夫が感じるストレスと妻のウェストの太り具合との関係が強かった。
解説

既婚者の健康状態が配偶者のストレスに左右され、そこに夫婦仲まで影響してくるという説のことを "Dyadic Biopsychosocial Model of Marriage and Health" と呼びます。 この説は、今回の研究者が 2012年に発表した研究で提唱しました。

今回の研究と同じく "The Journals of Gerontology: Series B" に昨年(2015年)発表された類似研究(今回の研究者による)では、妻のストレスが大きいと夫の血圧が高く、さらに、夫婦が結婚生活に満足していないと、この配偶者のストレスと本人の血圧との関係が悪化するという結果になっています。