父親の給油や薪ストーブの使用で子供の脳腫瘍リスクが増加?

(2014年11月) "Telethon Kids Institute"(オーストラリア)の研究で、子供ができる前(*)に車を月に4回以上給油したり、密閉型の薪ストーブ(closed wood heater)を使用していた男性では、生まれた子供が脳腫瘍になるリスクが増加するという結果になりました。
(*) 子供ができる前 - "before their child's birth"
辞書には "birth" の意味として「出生」や「出産」しか載っていませんが、ここでは「懐妊」という意味ではないかと思います。
その一方で女性では、妊娠前の1年間または妊娠中の給油と、生まれた子供の脳腫瘍リスクとのあいだに関係は見られませんでした。

研究者は次のように述べています:
「給油や薪ストーブの使用では、ベンゼンなどの揮発性有機化合物(VOC)や多環芳香族炭化水素(PAH)に暴露される可能性がありますが、これらの中には発ガン性を有するものがあります」

「妊娠中・妊娠前(before or during birth)に両親がそのような物質に暴露されることで、生殖細胞(卵子/精子)が損傷を受け、それによって子供がガンになるリスクが増加している可能性が考えられます」
この研究では、15才未満の子供たち(脳腫瘍がある子供306人、比較対照用の家庭950世帯)の遺伝子・食事・環境的な要因を両親へのアンケートなどにより調査しました。

研究グループは、もっと大規模な研究で今回の結果を確認する必要があると強調しています。