腎結石の子供は亜鉛の摂取量が少ないことが多い

(2016年11月) "Journal of Urology" に掲載されたフィラデルフィア子供病院などの研究で、食事から摂る亜鉛の量が少ない子供は腎結石になることが多いという結果になりました。

研究の方法

カルシウム・ベースの腎結石に初めてなったという12~18才の子供30人と腎結石ではない同年代の子供30人とで、普段の食事から摂取する亜鉛の量を比較しました。

データの分析においては、腎結石のリスクに影響するフィチン酸・タンパク質・カルシウム・ナトリウム・シュウ酸の摂取量を考慮しました。

結果

食事から摂取する亜鉛の量の平均値が、腎結石でない子供では10mg/日だったのに対して、腎結石の子供では8.1mg/日でした。

男女別

腎結石の子供は腎結石でない子供に比べて、男子では2mg/日、女子では1.2mg/日、亜鉛の摂取量が少なくなっていました。

計算結果

亜鉛の摂取量が1mg/日増えるごとに初めて腎結石になるリスクが13%低下するという計算になりました。

推奨摂取量
「日本人の食事摂取基準2015年版」によると、12~18才の亜鉛推奨摂取量は男子では9~10mg/日、女性では8mg/日です。