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小中学生に野菜を食べさせると学校の成績が上がる!?

(2017年5月) "Appetite" 誌に掲載されたニューカッスル大学(オーストラリア)の研究によると、小中学生の学校の成績を上げるには野菜をたくさん食べさせると良いかもしれません。

研究の方法

オーストラリアに住む8~15才の子供 4,200人超(*)の食生活(†)と学業テスト(国語と算数/数学)の成績を調べました。

(*) 小学3年生 1,185人、小学5年 1,147人、中学1年1,053人、中学3年860人。

(†) 果物・野菜・ファーストフード・糖類の使われた清涼飲料水(SSB)の摂取量と、朝食を食べるかどうか。

そして、学業成績に影響することで知られる社会経済的状態(収入・職業・学歴など)や性別といった要因を考慮しつつ、食生活と学業テストの成績との関係を分析しました。

結果

夕食で野菜を食べることが多い子供は学業テスト(特に国語)の成績が優秀でした。 逆に、SSBの飲用量が多い子供は学業テストの成績が劣悪でした。

関連研究

  • "Hippocampus" 誌(2014年)に掲載された研究ではネズミを用いた動物実験を行い、思春期のネズミがSSBを毎日飲むと学習能力と記憶力が損なわれ、記憶に異常が起こり、脳に炎症が生じるという結果になっています。

  • "Clinical Pediatrics" 誌(2014年)に掲載された研究では、ファーストフードを食べる子供は学校の成績が伸び悩むという結果になっています。 7日間のうちにファーストフードを4~6回も食べた子供は、調査対象となった教科(国語・算数・理科)すべてにおいて成績が伸び悩んでいました。

    ファーストフードが学校の成績に悪影響を及ぼす理由としては、鉄分不足・糖分過剰・脂肪分過剰が考えられます。 鉄分は認知能力(記憶力や思考力など)の発達に寄与します。 また、糖分と脂肪分の過剰摂取により認知機能や海馬(記憶や学習を担当する脳の領域)のサイズに悪影響が及ぶことが複数の研究で示されています。