少なからぬ人が運動不足で死んでいる

(2018年4月) "Preventing Chronic Disease" 誌に発表された米国疾病管理予防センター(CDC)の研究によると、運動などの身体活動量が不足しているために少なからぬ人が死んでいると推算されます。

研究の方法

25才以上の成人男女6万8千人弱の生存状況を 1990~1991年から 2011年12月31日まで追跡調査したデータを用いて、身体活動が不十分であるためと考えられる死亡の件数が総死亡件数のうちに占める割合を推算しました。

(*) 「中強度の身体活動を毎週150分」という推奨身体活動量を達成できていない。

結果

追跡期間中に1万9千人弱が死亡しました。

1万9千人弱のうち8.3%の人が身体活動が不十分であるために死んでしまったのだと推算されます。

年齢層別

  1. 25~39才では、IA・ISA・SA・HSAの間で死亡リスクに差が見られませんでした。身体活動が不足しているせいで死んだ人がいるとは言えない模様でした。
  2. 40~69才では、SAに比べてIAでは28%およびISAでは14%それぞれ死亡リスクが増加していました。 HAグループはSAグループと同程度の死亡リスクでした(むしろ死亡リスクが少し高い傾向にあった)。

    9.9%が身体活動量が不足していたために死んだと推算されます。
  3. 70才以上では、IAはSAに比べて死亡リスクが11%増加していました。 ISAもHAもSAとの間に死亡リスクに差が見られませんでした(HAは死亡リスクが低い傾向にあった)。

    7.8%が身体活動量が不足していたために死んだと推算されます。

略語の説明
  IA: 身体活動を行わないグループ(23,623人)
  ISA: 身体活動を行うが量が不十分なグループ(17,351人)
  SA: 身体活動量が十分なグループ(11,736人)
  HA: 身体活動量が十分を超えて多いグループ(15,052人)