永続的なストレスが統合失調症などの原因になるメカニズムが明らかに?

(2014年11月) Ruhr-Universitat Bochum(ドイツ)の研究によると精神障害の原因は、永続的なストレスによって活性化した免疫細胞が脳にダメージを与え、それによって脳の構造に変化が生じることにあるかもしれません。

研究グループは、食細胞(免疫細胞の一種)の一種であるミクログリア(小こう細胞)という細胞に注目しました。 ミクログリアは通常であれば、神経細胞と神経細胞の間にあるシナプス(画像)を修復してその成長を促進するという働きをしますが、活性化されたミクログリアは神経細胞を傷つけて炎症プロセスを引き起こします。

研究グループは複数の研究により、ストレスによってミクログリア(の活性?)が引き起こされる頻度が多いほど、ミクログリアが破壊モードに入りっぱなしとなる(統合失調症などの精神疾患のリスク要因となる)傾向が強まることを示しました。

ただし、ストレスへの弱さには個人差があるため、永続的なストレス環境下にある人すべてが精神障害を発症するわけではないと思われます。