(2017年11月) フロリダ州立大学の研究チームが性格と睡眠の質の関係を調べた結果が "Health Psychology" 誌に発表されています。
研究の方法
米国に住む30~107才の男女2万2千人超の性格と睡眠状況などを調べたデータを分析しました。 睡眠状況は性格を調べたときに1回調べ、それから4~10年後にもう1回調べました。
結果
- 外向性が高く神経症傾向が低かったグループは、2回の調査の両方において睡眠の質が良好だった。
- 統制性(勤勉さ・責任感・意欲)が低かったグループは、1回目の調査から2回目の調査にかけて睡眠の質が低下していた。
- 開放性や協調性と睡眠の質とのあいだには関係が見られなかった。
- 1回目の調査において睡眠の質が悪かったグループは、2回目の調査にかけて外向性・協調性・統制性が大きく低下していた。 このグループでは神経症傾向も少し低下していた。