喉が渇きすらしない程度の水分不足でも認知機能が低下する

(2016年8月) "American Journal of Clinical Nutrition" に掲載された英国の研究で、日常生活において頻繁に生じる軽度の脱水状態であっても認知機能(記憶力や思考力など)が低下し、水分を補給することでそれが改善されるという結果になりました。

研究の方法

気温が高い環境で数時間を過ごし軽い脱水状態になった100人ほどの被験者を2つのグループに分けて、一方のグループにのみ水分を補給してもらいました。 そして2つのグループの認知機能を数時間のうちに数回測定して、水分不足と認知機能との関係を調べました。

結果
1%未満の脱水状態でも記憶力と注意力が低下し、喉の渇きによって気力が衰え不安感と抑鬱が増大しました。 水を飲んだグループでは、これらの症状がすべて改善され、認知機能テストの成績も良好でした。
体内の水分が1%不足すると喉の渇きを覚えます。 したがって、喉が乾いたと感じない程度の水分不足であっても認知機能が衰え始めるということになります。