身体活動に抑鬱を予防する効果

(2018年4月) "American Journal of Psychiatry" に発表されたメタ分析によると、運動などの身体活動が抑鬱の予防に役立つ可能性があります。
Felipe B. Schuch et al. "Physical Activity and Incident Depression: A Meta-Analysis of Prospective Cohort Studies"

メタ分析の方法

身体活動と抑鬱(鬱症状または鬱病)が生じるリスクとの関係を調べた49の前向き研究のデータを分析しました。 データに含まれる人数は26万7千人弱、追跡調査の期間は平均で約7年間でした。

結果

身体活動量が少ないグループに比べて多いグループは、抑鬱が生じるリスク(オッズ比)が17%低下していました。 鬱症状のリスクに限ると16%、鬱病のリスクに限ると14%という数字でした。

年齢層別

身体活動量が多いグループの抑鬱リスク低下幅は、未成年では10%、成人では22%、高齢者では21%というものでした。

地域別

49の研究を調査が行われた地域(アジア・欧州・北米・オセアニア)ごとに分けてデータを分析したところ、いずれの地域でも身体活動量が多い場合に抑鬱リスクが低下幅していました(低下幅は16~35%)。