肉体労働で心房細動のリスクが増加

(2016年7月) "European Journal of Preventive Cardiology" に掲載されたビズオウア病院(デンマーク)の研究によると、運動が心房細動(不整脈の一種)のリスクに及ぼす影響に関して調べたこれまでの研究の結果が一致していなかったのは、仕事の一部として行われる身体活動と余暇に行われる運動との区別がなされていなかったためかもしれません。

この研究で仕事における身体活動と余暇として行う運動を区別したところ、余暇に行う運動は心房細動のリスクに影響しないけれど、仕事における身体活動で心房細動のリスクが増えるという結果になりました。

研究の方法

心房細動の病歴が無い男女1万7千人超を対象に、①健康診断 ②心電図検査 ③健康状態と運動習慣に関するアンケートを実施し、その後 1981~2003年にわたり心房細動の発生状況などを追跡調査しました。

結果
様々な要因を考慮しつつ分析を行ったところ、仕事における身体活動の量が「多かった」グループと「非常に多かった」で心房細動のリスクが増加していました。 リスクの増加幅は21%と39%でした。 余暇に行う運動と心房細動のリスクとの間には関係が見られませんでした。