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フィチン酸が前立腺ガンに効果

(2013年1月)"Cancer Prevention Research" 誌に掲載されたコロラド大学の研究により、繊維質の多い食事に多く含まれるイノシトール6リン酸(IP6、フィチン酸)に前立腺腫瘍の成長を防止する効果のある可能性が示唆されています。

研究の方法

前立腺ガンにかかったマウスを2つのグループに分けて、一方のグループには IP6 という物質をエサに混ぜて与え、もう一方には普通のエサを与えました。 そして、MRI スキャンを用いてガンの進行を追跡しました。

結果

IP6 が前立腺腫瘍による①新しい血管(腫瘍へのエネルギー補給に用いられる)の生成、および②ブドウ糖の処理能力を阻害することが示されました。

補足

研究者は「主に IP6 の効果により腫瘍の量が劇的に減少しました」と述べており、繊維質の多い食事には、初期の前立腺ガンの患者において腫瘍の進行を阻止する臨床的なポテンシャルがあると考えられます。

この研究論文の脚注によれば、前立腺ガンになる男性の率は東洋と西洋で大差ありませんが、西洋のほうがガンの進行と転移がひどい傾向にあります。