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植物性食品を中心とする食生活を送っている人はガンになるリスクが低い

(2018年5月) "International Journal of Cancer" に掲載されたフランスの研究で、植物性食品を中心とする食生活を送っている人はガンになるリスクが低いという結果になっています。
Abou Kane‐Diallo et al. "Association between a pro plant‐based dietary score and cancer risk in the prospective NutriNet‐Santé cohort"

研究の方法

フランスに住む45才以上の男女4万2千人超を対象に、過去24時間における食生活を尋ねるということを1年間のうちに3回行って食生活に植物性食品が占める程度を示すスコア(以下「ベジ度」)を割り出し、その後の 2009~2016年にかけてガンの発生状況を追跡調査しました。

そして、ベジ度に応じてデータを3つのグループに分けて、グループ間でガンになるリスクを比較しました。

結果

追跡期間中に 1,591件のガンが発生しました。 このうち乳ガンは487件、前立腺ガンは243件、消化器のガンは198件、肺ガンは68件でした。

ベジ度が最高のグループは最低のグループに比べて、ガン全体のリスクが15%低下していました。

ガンの種類別に分析すると、消化器のガンに限ると32%、ガンに限ると53%のリスク低下でした。 ガンや前立腺ガンに限った分析では、ベジ度と発症リスクとの間に実質的な関係が見られませんでした。

結論

植物性食品を積極的に摂り動物性食品を控えめに摂るのがガンの予防において有益だと思われます。

ただし論文要旨の「結論」における研究チームの口ぶりからすると、動物性食品を完全に排除するのがベストというわけではなくバランスの取れた食生活の範囲内で植物性食品の比重を高くするのが望ましいようです。