糖尿病の予防に植物性食品を中心とする食生活が有効

(2016年6月) "PLOS Medicine" に掲載されたハーバード大学の研究によると、野菜や果物など植物性の食品を主に食べるという食生活を送ることで2型糖尿病になるリスクを減らせるかもしれません。 ただし、植物性食品の種類に注意が必要です。 出典: Plant-Based Dietary Patterns and Incidence of Type 2 Diabetes in US Men and Women...

研究の方法

米国に住む20万人超の男女の食生活や健康状態などを20年超にわたり追跡調査したデータを分析しました。

結果
植物性の食品(*)を中心とする食生活を送っていたグループは、動物性の食品を普通に食べる食生活を送っていたグループに比べて、2型糖尿病になるリスクが20%低いという結果でした。 動物性の食品(特に赤身肉と加工肉)を食べる量を5~6回/週から4回に減らすだけでも糖尿病のリスクを減らす効果が期待できます。
(*) 野菜・果物のほか、穀類・ナッツ類・豆類。
植物性食品のタイプによっては逆効果

植物性食品のタイプによって2型糖尿病のリスクへの影響は方向性が異なり、グリセミック指数が低い(健康的な)植物性食品の摂取量が多い場合にはリスクが34%下がっていたのに対して、グリセミック指数が高い精製穀物(全粒穀物でない白米など)・ジャガイモ・糖類の摂取量が多い場合にはリスクが16%増加していました。

解説
健康的な植物性食品により2型糖尿病のリスクが下がるのは、そのような食品に食物繊維・抗酸化物質・不飽和脂肪酸・微量栄養素が豊富に含まれる一方で、飽和脂肪があまり含まれないからかもしれません。 健康的な植物性食品は腸内細菌にも良い影響を及ぼすと考えられます。