5つの食生活パターンと心不全リスクの関係

(2019年4月) "Journal of the American College of Cardiology" に掲載された米国の研究で、5つの食生活パターンと心不全のリスクとの関係が調査されています。出典: Plant-based Diets Can be Effective in Reducing Heart Failure Risk

研究の方法

米国在住で心臓疾患を抱えていない男女1万6千人(平均年齢64才。59%が女性。34%が黒人、残りは白人)を対象に、食生活に関するアンケート調査を実施して次の5つの食生活パターンを割り出しました:
  1. 宅配/テイクアウト型: 肉類が多い料理・パスタ・(テイクアウトの)メキシコ料理・ピザ・ファーストフード
  2. 植物性食品型: 野菜・果物・豆類・魚
  3. 高糖質/高脂肪型: デザート・パン・朝食用の甘い食べ物・チョコレート・糖類
  4. 米国南部型: 揚げ物・加工肉・卵・添加脂質・加糖飲料
  5. お酒とサラダ型: ワイン・蒸留酒・ビール・葉野菜・サラダ用ドレッシング
「お酒とサラダ型」がオチですね。

そして、9年間前後にわたり心不全の発生状況を追跡調査して、心不全になるリスクと5つの食生活パターンとの関係を分析しました。

結果

追跡期間中に363人が心不全で入院しました。
  • 食生活が植物性食品型に最も近いグループは最も遠いグループに比べて、心不全のリスクが41%低かった。
  • 食生活が米国南部型に最も近いグループは最も遠いグループに比べて、心不全のリスクが72%高かった。(ただし、こちらについてはBMI・ウェストサイズ・高血圧/血中脂質異常/糖尿病/心房細動/慢性腎疾患の有無まで考慮すると統計学的な有意性が失われた)
残る3つの食生活パターンと心不全リスクとの間には関係が見られませんでした。