月経前症候群は更年期のホットフラッシュの前兆ではない

(2014年5月) "Menopause(更年期)" 誌に掲載されたフィンランドの研究によると、更年期前に月経前症候群(PMS)がある場合、更年期にはホットフラッシュよりも、記憶力・集中力のトラブルなどの更年期障害に悩まされることが多いようです。

この研究では閉経後の健康な女性120人を対象に、更年期前の PMS と現在の健康状態に関するアンケートを実施し、さらにホットフラッシュの頻度と重症度に関する日記をつけてもらいました。 女性たちはいずれも更年期のときにホルモン補充療法を受けていませんでした。

120人のうち90%が更年期前に PMS があったと回答しました。 このうち、PMS が仕事や生活に支障が生じるほど重症だったとしたのは約50%で、PMS の程度が中~重度だったとしたのは40%でした。

更年期症状のうち更年期前の PMS との相関関係が見られたのはホットフラッシュではなく、鬱症状や、睡眠の質の低下、記憶力・集中力のトラブルなどでした。

研究者は次のように述べています:

「『現在 PMS があるからといって必ずしも更年期にホットフラッシュに悩まされるわけではない』とは言えそうです」