ポリフェノール類の摂取量が多い人は認知症のリスクが低い

(2018年5月) "Neurology" 誌に掲載されたボルドー大学(フランス)の研究で、ポリフェノール類の摂取量が多い高齢者は認知症になることが少ないという結果になりました。
Sophie Lefèvre-Arbogast et al. "Pattern of polyphenol intake and the long-term risk of dementia in older persons"

研究の方法

フランスに住む高齢者 1,329人を対象に、食生活などについて尋ねたのち12年間にわたり認知症の発症状況を追跡調査しました。

そして、ポリフェノール類(*)を含有する食品の摂取量から割り出したポリフェノール摂取スコアに応じてデータを5つのグループに分けて、スコアが最大のグループと最少のグループで認知症になるリスクを比較しました。
(*) アントシアニンなどのフラボノイド類のほか、レスベラトロールなどのスチルベン、リグナン(ゴマに豊富に含まれる)、グレープフルーツなどに含まれ薬の効果に干渉することで知られるフラノクマリンなど。

結果

認知症のリスクに影響する様々な要因を考慮しつつ分析したところ、ポリフェノール摂取スコアが最高のグループ(*)は最低のグループに比べて、認知症になるリスクが50%も低下していました。
(*) ナッツ類・柑橘系フルーツ・ベリー類・葉野菜・大豆・穀類・オリーブ油・赤ワイン・お茶の摂取量が多い。