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多価不飽和脂肪の摂取量が多いと皮膚ガンのリスクが増加?

(2018年4月) "Cancer Epidemiology, Biomarkers & Prevention" 誌に掲載されたブラウン大学(米国)の研究で、多価不飽和脂肪酸の摂取量が多い人は皮膚ガンになるリスクが少し高いという結果になりました。

研究の方法

"Nurses' Health Study(NHS)" と呼ばれる追跡調査(女性。大部分が白人。1984~2012年)および "Health Professionals Follow-up Study(HPFS)" と呼ばれる追跡調査(男性。大部分が白人。1986~2012年)のデータを用いて、食事脂肪の摂取量と基底細胞ガン(BCC)・扁平上皮ガン(SCC)・悪性メラノーマになるリスクとの関係を分析しました。

食事脂肪の調査項目は総脂肪・飽和脂肪・一価不飽和脂肪・多価不飽和脂肪・オメガ6多価不飽和脂肪・オメガ3多価不飽和脂肪・コレステロールで、これらの摂取量を4年おきに調査しました。

結果

追跡期間中に発生した皮膚ガンの件数は次のようなものでした:
  • NHS・・・メラノーマ 794件、SCC 2,223件、BCC 17,556件
  • HPFS・・・メラノーマ 736件、SCC 1,756件、BCC 13,092件

多価不飽和脂肪(オメガ3多価不飽和脂肪とオメガ6多価不飽和脂肪を含む)の摂取量が最も多いグループは最も少ないグループに比べて、SCCになるリスクが16%およびBCCになるリスクが6%増加していました。

オメガ6多価不飽和脂肪の摂取量が多い場合にはSCC・BCC・メラノーマになるリスクが増加していました。 オメガ3多価不飽和脂肪の摂取量が多い場合にはBCCなるリスクだけ増加していました。

今後の課題

今後の研究で、今回の結果を確認したり、多価不飽和脂肪により皮膚ガンのリスクが増加する理由を解明したりする必要があります。