ポジティブな人は免疫力が衰えにくい?

(2014年9月) "Psychology and Aging" 誌に掲載されたクイーンズランド大学(オーストラリア)の研究によると、ポジティブな性質の高齢者の方が免疫力が衰えにくいかもしれません。

研究の概要

この研究では65~90才の男女50人にポジティブまたはネガティブな何か(何かは不明)が写っている一連の写真を見せ、後にその内容を思い出してもらいました。

そして、その後の2年間のあいだ複数回にわたって50人の血液検査を行い免疫機能を測定したところ、ネガティブな内容よりもポジティブな内容を多く覚えている人の方が、2年後の時点での免疫機能が良好だったのです。

コメント
研究者は次のように述べています:
「ポジティブなイメージの方を多く覚えている人では、血中に抗体が(多く)存在しました。 これは、抗体が(多くは)存在しない人よりも免疫系が強力だということです」

「高齢者は、ポジティブな事柄だけを選択的に覚えていることによって、免疫機能が向上するように思われます」

「幸福感が健康にとって有益であることが知られていますが、今回の研究からすると、ポジティブな情報を頭の中に残すようにすることで同様の効果が得られるのかもしれません」

「ネガティブな情報を捨ててポジティブな情報に集中するというのが、ストレスに対処したり、人生について長期的にポジティブな見通しを抱いたり、ポジティブな人間関係を維持したりするうえで有効で、そのために免疫力が向上しているのだと思われます」