閉経後女性がイソフラボン飲料を12週間にわたり摂った結果

(2019年3月) "European Journal of Nutrition" に掲載されたアルスター大学(英国)などによる研究で、イソフラボンを含有する大豆飲料に認知機能の低下を抑制する効果があるかどうかが調査されました。

研究の方法

44~63才の閉経後女性101人を次の3つのグループに分けて、12週間を過ごしてもらいました:
  1. 大豆飲料でイソフラボンを10mg/日摂るグループ
  2. 大豆飲料でイソフラボンを35mg/日摂るグループ
  3. 大豆飲料でイソフラボンを60mg/日摂るグループ

今回の試験に用いられたのは Alproというメーカーの大豆飲料です。

結果

認知機能のいろいろな側面を調べましたが、そのいずれについても大豆飲料の飲用量とのあいだに関係が見られませんでした。

更年期症状全般についても大豆飲料の飲用量とのあいだに関係が見られませんでしたが、試験開始時点における血管運動性の症状(ホット・フラッシュ寝汗)の程度に応じてデータを二分してそれぞれに分析したところ、イソフラボンを35mg/日摂取したグループでのみ、当初に血管運動性の症状がひどかった場合に限り血管運動性の症状が改善していました。

つまり、ホット・フラッシュや寝汗が当初ひどかった人が35mg/日のイソフラボン(飲料350mlに含まれる量に相当する)を12週間にわたり摂ると、摂り始める前に比べてホット・フラッシュや寝汗が改善されたということです。