中高年女性はオメガ3脂肪酸で痩せ体質になる?

(2015年12月) 年を取って筋肉が減少するとカロリー消費量が落ちて体脂肪が増えますが、"PLOS ONE" に掲載されたゲルフ大学(カナダ)研究で、オメガ3脂肪酸により中高年女性のカロリー消費量が増加するという結果になりました。

若い人を対象に行われた過去の類似研究では、オメガ3脂肪酸にカロリー消費量増加の効果はほとんど期待できないという結果になっています。

研究の方法

普段はオメガ3脂肪酸をほとんど摂取していない60~76才(平均年齢66才)の女性24人を2つのグループに分けて、一方のグループにはオメガ3脂肪酸(1日あたりEPAを2gとDHAを1g)を、そしてもう一方のグループにはプラシーボ(オリーブオイル)を12週間にわたり服用してもらいました。

結果
オメガ3脂肪酸のグループでのみ12週間後に、安静時代謝率(*)が14%、運動中のエネルギー消費量が10%、安静時の脂肪酸化(†)率が19%、運動時の脂肪酸化率が27%それぞれ増えていました。

(*) 安静時に呼吸や心臓の鼓動などにより消費されるカロリー。

(†) アイオワ大学の文書によると脂肪酸化(fat oxidation)とは、脂肪がエネルギーへと変換されるプロセスのこと。 Quora というQ&Aサイトでは、「脂肪分子が小さく分解されてエネルギーとして利用できる形になってミトコンドリアにまで運ばれ、そこで消費される」 ことであると北京大学の無機化学者が説明しています。 「酸素が関与するために燃焼と呼ばれることもある」ともあります。

さらにオメガ3脂肪酸のグループでのみ12週間後に、トリグリセライド(中性脂肪が)値が29%低く、脂肪を除いた体重が4%増加(体脂肪率が4%低下)していました。 TUGテストの成績も7%向上していました。

結論

中高年女性のダイエットにオメガ3脂肪酸が有効かもしれません。