閉経後の女性が太りやすい理由

(2013年4月) 閉経後の女性では太股やヒップの脂肪がお腹にまわること、そしてこれにエストロゲンが関与していることは知られていますが、コンコルディア大学(カナダ)などの研究により脂肪とエストロゲンの関係が明らかになりました。

太股やヒップの脂肪は比較的無害ですが、腹部の脂肪は糖尿病・心臓疾患・脳卒中・一部のガンに関与すると考えられています。 閉経後にお腹に脂肪が付くと、審美的な問題だけでなく、これらの病気のリスクも増加します。

研究の方法

23人の閉経後の女性を対象に、閉経後の女性の腹部と太股の脂肪蓄積を調節する酵素とタンパク質の活性を調べました。

結果

これらの酵素とタンパク質の作用を総合的に分析した結果、閉経後の女性では脂肪蓄積の「機構」が活性化しているために細胞の1つ1つに蓄えられる脂肪の量が増加し、さらに(同じ運動量でも)燃焼する脂肪の量が減ることが明らかになりました。

つまり閉経後には、脂肪が付きやすく落ちにくい体になるというのです。 閉経前には体重で苦労したことがなかった女性でも閉経後に体重が気になるのはこういう理由でした。

今回の研究による上記の結論は腹部の脂肪に限った話ではありませんが、閉経後には太るのではなく、お腹に脂肪が付きやすくなるという話もあるので、お腹のまわりの贅肉ばかりが気になるのでしょう。