食後の血糖値の上がり方は人それぞれ。 トマトで血糖値が急増する人も

(2015年11月) "Cell" 誌に掲載された Weizmann Institute of Science(イスラエル)の研究によると、グリセミック指数は食品ごとに固定的ではなく人によって違います。 同じ食品を食べても血糖値の上がり方が人によって異なるというのです。

研究の方法

800人の血糖値を1週間にわたり追跡調査したほか、健康に関するアンケート調査・身体測定・血液検査・糞便検査・生活習慣と食事内容(46,898食分)の調査を行いました。 被験者全員に同じ朝食を食べてもらう(そして血糖値への影響を見る)ということも数回行いました。

結果
食後の血糖値には年齢とBMIが影響していました。 この点に関しては予想通りだったのですが、それ以外にも食後の血糖値には大きな個人差がありました。 そして一人一人の血糖値の上がり方は、日によって異なるということはなく毎日同じでした。
具体例
被験者の1人に肥満していて糖尿病前症を抱えている中年女性がいましたが、この女性の場合にはトマトを食べるたびに血糖値が急上昇していました。
腸内細菌
糞便サンプルを用いて被験者の腸内細菌を分析したところ、食後の血糖値の上がり方と腸内細菌叢との間に関係が認められました。 腸内細菌と食後の血糖値の関係は、26人を被験者として行われた介入試験でも確認されました。 近年の研究でも、腸内細菌が肥満・耐糖能障害・糖尿病に関与していることが示されています。