歯周病がある閉経後の女性は死亡リスクが高い

(2017年3月) "Journal of the American Heart Association" に掲載されたニューヨーク州立大学バッファロー校の研究で、歯周病があったり全部の歯がなくなったりしている閉経後の女性は死亡リスクが高いという結果になりました。

研究の方法

米国に住む55才以上の閉経後女性5万7千人の生存状況を6.7年間にわたり追跡調査したデータを分析しました。

結果

追跡期間中に 3,816人が亡くなりました。

歯周病の病歴がある女性では、死亡リスク(死因を問わない)が12%高くなっていました。

自前の歯が1本も残っていないという女性では、死亡リスクが17%高くなっていました。
歯が一本も残っていない女性には次のような傾向がありました: 心血管疾患(心臓病や脳卒中)のリスク要因を多く抱えている、教育水準が低い、歯科医で診療を受ける頻度が低い。
解説

これまでの研究で、口腔内の健康状態が悪い人は心血管疾患や認知症のリスクが高いことが示されていますが、今回の研究では歯周病や自前の歯の有無と心血管疾患のリスクとのあいだには関係が見られませんでした。

歯周病の対策

歯を失う原因も歯周病にあります。 米国歯周病学会では、歯周病を予防する対策として以下を推奨しています:

  • 毎食後に歯と舌をブラッシングする
  • 1日に1度は、デンタル・フロスとマウスウオッシュを使う。
  • ビタミンCを豊富に含む食事をする。
  • タバコを吸っている人は禁煙する。