産後うつ病とは

産後うつ病とは、出産から1年以内の女性に起こる中~重度の抑鬱のことを言います。 出産は心身にとって大きな出来事であるため、出産後に憂鬱(ベビーブルー)になる女性は50~80%に達し、そのうちの一部の女性が産後うつ病になります。 初めて子供を産んだ女性の15%ほどが産後うつ病になると推定されています。

産後うつ病は出産から3ヶ月以内に起こるケースが大部分です。 産後うつ病の原因は不明ですが、妊娠中および妊娠後のホルモンの変化が原因ではないかと考えられています。

生まれた子供との繊細な交流が産後鬱のために阻害されると、子供の発達に支障が出る可能性もあります。

産後うつ病になりやすい人
産後うつ病になりやすいのは次の条件に該当する人です:
  • 20歳未満である。
  • 飲酒、麻薬、あるいは喫煙の習慣がある。
  • 妊娠するつもりでなかった。
  • 妊娠について心に迷いがあった。
  • 子供を持つことに対して過度の期待があった。
  • うつ病、双極性障害(躁うつ病)、不安障害の病歴がある。
  • 家族に鬱病の人がいる。
  • 妊娠中あるいは出産時にストレスとなる出来事があった。
  • パートナーとの不仲。
  • 独身のままに妊娠した。
  • 金銭や住居に不安がある。
  • 家族が支援してくれない。
  • 通常よりも世話が大変な子供である。

産後うつ病の女性の大多数は、精神疾患のリスクが高いにも関わらず、鬱病の治療はおろか、鬱病だという認識すらありません。 産後うつ病に該当する女性のほとんどが自分の状態を把握できておらず、『単なるストレスよ』とか『これが子供を生んだときの気分なのね』などと考えます。

(出産後に)気分にムラがあったり、突然泣き出すのは正常の範囲内ですが、それ以外の振る舞い(眠れない、暗い穴の中にいてトンネルの出口が見えない気分など)は要注意です。