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野菜や果物に含まれるカリウム塩が骨密度の維持に有益

(2015年1月) "Osteoporosis International" 誌に掲載されたサリー大学(英国)の研究で、野菜や果物に豊富に含まれているカリウム塩に骨吸収を抑制する作用のあることが明らかになりました。

カリウム塩
重炭酸塩(重曹)やクエン酸塩など。

骨吸収
骨代謝における骨が分解されるプロセスのこと。 骨代謝のもう1つのプロセスは骨形成で、骨吸収が骨形成を上回ると骨が減って骨粗鬆症となる。
この研究ではさらに、カリウム塩の摂取量が多いとカルシウムと酸が尿中に排出される量が減っていることも明らかになりました。 これは、過剰な酸が中和されることによって骨密度が保たれていることを示します。
「カリウム塩の摂取量が少ないと酸により骨が溶けていたのが、カリウム塩の摂取量を増やすことによって酸が中和されるので酸により骨が溶けなくなる」 ということでしょう。
研究者は次のように述べています:
「動物性タンパク質と穀物タンパク質を多く食べていると体内で酸が過剰に発生し、それによって骨が弱くなって骨折するリスクが増加しますが、この研究によるとカリウム塩に骨粗鬆症を予防する効果があるかもしれません」

今回の研究では、果物と野菜を食べる量を増やすことによって、骨の強度を改善して骨粗鬆症を予防できる可能性が示されました。

英国における骨粗鬆症の患者数は300万人近くにものぼります。 50才を超えると、骨に問題がある人の割合が、女性では2人に1人、男性でも5人に1人となります。