ジャガイモを食べる量が多くても心臓病や脳卒中のリスクは増加しない

(2016年10月) "American Journal of Clinical Nutrition" に掲載されたカロリンスカ研究所(スェーデン)の研究によると、ジャガイモを食べる量が多くても心血管疾患(心臓病や脳卒中)のリスクは増加しません。出典: Potato consumption and risk of cardiovascular disease: 2 prospective cohort studies

ジャガイモと心血管疾患

ジャガイモはカリウムを豊富に含むので高血圧の予防に有効であると考えられていますが、その一方でグリセミック負荷が高いため、ジャガイモで高血圧のリスクが増加し、それが心血管疾患のリスク増加につながる可能性も考えられます。 スェーデンはジャガイモの消費量が多い国です。

研究の方法

スェーデン在住で心血管疾患と糖尿病の病歴がない男女7万人近くのジャガイモ摂取量を調べ、その後13年間にわたり心血管疾患の発生状況を追跡調査しました。 データの分析においては、心血管疾患のリスクに影響する様々な要因を考慮しました。

結果

追跡期間中に1万件ほどの心血管疾患(心筋梗塞・心不全・脳卒中)が発生しました。 心血管疾患による死亡の件数は4千件ほどでした。

男性でも女性でも、ジャガイモの摂取量と心血管疾患(および心血管疾患による死亡)のリスクとの間に関係は見られませんでした(*) 。 心血管疾患の種類別や調理方法別(†)に分析しても、リスクの増加は観られませんでした。

(*) リスクが増えていなかったが、減ってもいなかった。

(†) 茹でる・炒める・フライにする。