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プロトンポンプ阻害薬で慢性腎疾患のリスクが増加

(2015年10月) "ASN Kidney Week 2015" で発表予定である2つの研究によると、胸焼けや胃潰瘍の治療に用いられるプロトンポンプ阻害薬(PPI)により慢性腎疾患(CKD)のリスクが増加します。

ジョンズ・ホプキンス大学の研究

腎機能が正常な成人男女 10,482人を 1996~2011年にわたり追跡調査したところ、PPIを使用していたグループは不使用のグループに比べてCKDのリスクが20~50%高くなっていました。 24万人超を 1997~2014年にかけて追跡した調査でも同様の結果となりました。

どちらの調査でも、H2ブロッカーを使用したグループでは腎疾患発症のリスクは増えていませんでした。

ニューヨーク州立大学バッファロー校の研究
2001~2008年にかけて 71,516人を対象に調査を行ったところ、PPIを服用していたグループでは血管疾患・ガン・糖尿病・高血圧慢性閉塞性肺疾患(COPD)のリスクは低いが、CKDのリスクが10%高く、早死にのリスクも76%高いという結果になりました。 慢性腎疾患を発症した患者 24,149人のうち25.7%がPPIによる治療を受けていました。