胸焼けの薬で腎結石のリスクが増加

(2016年11月) "ASN Kidney Week 2016" で発表された聖心カトリック大学(イタリア)の研究によると、胸焼けの薬であるPPIとH2ブロッカーにより腎結石のリスクが増加する恐れがあります。

研究の概要

腎結石の病歴が無い男女19万人近くを追跡調査したデータを分析したところ、腎結石を発症するリスクが、プロトンポンプ阻害薬(PPI)を使用した場合には12%、ヒスタミン2受容体拮抗薬(H2ブロッカー)を使用した場合には13%増加していました。

PPI使用者の一部では、尿経由で排出されるカルシウム・シュウ酸・クエン酸・マグネシウムの量が減少していました。 これらはいずれも腎結石の成分です。

追跡調査の期間は、PPIが12年間でH2ブロッカーが26年間でした。 追跡期間中に 3,245件の腎結石が発生しました。