「最新健康ニュース」のコンテンツを閲覧以外で利用する方は「引用・転載・ネタ探しをするときのルール」をご覧ください。

胸焼けの薬(PPI)で腎臓病のリスクが増加

(2016年4月) "Journal of the American Society of Nephrology" に掲載されたワシントン大学 (セントルイス)の研究によると、胸焼けや胃潰瘍などの治療に用いられるプロトンポンプ阻害薬(PPI)を長期間使用していると腎臓に悪影響が生じる恐れがあります。

研究の方法

米国の退役軍人の5年分のデータを分析しました。 PPIの服用を開始したのは17万3千人超、ヒスタミン2受容体拮抗薬(H2ブロッカー)の服用を開始したのは2万人超でした。

結果

PPI服用者はH2ブロッカー服用者に比べて、5年間における腎機能の低下幅が大きく、慢性腎疾患になるリスクが28%高く、慢性腎疾患から腎不全へと進行するリスクが96%高いという結果でした。 そしてPPIの服用期間が長いほど、腎臓に問題が生じるリスクが高くなっていました。

解説
今回の結果から、PPIの長期使用は腎臓に有害なので避けるべきだと思われます。 研究者によると、現状ではPPIを必要以上に服用しているケースが多々あります。