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子供を褒めるときには 「賢いね」 ではなく 「よくやった」 が良い

(2017年9月) "Psychological Science" に掲載されたトロント大学などの研究によると、子供を「賢いね」と能力褒めると子供が不誠実な人間に育ってしまう恐れがあります。 子供を褒めるときには、子供の能力ではなく子供が出した成果を褒めるようにすると良いでしょう。

研究の方法

中国に住む3才または5才の子供300人を2つのグループに分けてナゾナゾ遊びを行い、一方のグループではナゾナゾで正しい答えを言えた子供を「賢いね」と褒め、もう一方のグループでは正しい答えを言えた子供を「よくできたね」と褒めました。

その後、ナゾナゾの出題者が「わたしは今から少し部屋を出るけど、決してナゾナゾの答えを見てはいけないよ」と子どもたちに念を押した上で部屋を退出し、隠しカメラで子供たちの振る舞いを観察しました。

結果

「賢いね」と褒められたグループのほうが高い確率で、ナゾナゾの答えを盗み見しました。 3才でも5才でも同じでした。

解説

「賢いね」と能力を褒められた子供は周囲に期待されていると感じ、ズルいことをしてでもその期待に応えようとします。 これに対して「良くやった」という言葉で褒められた子供は「毎回期待に応える必要がある」というプレッシャーを感じません。

今回の研究チームが "Developmental Science" 誌(2017年7月)に発表した研究では、子供に「君が賢い子供だと評判になってるよ」と伝えるだけでも子供がズルをするようになりました。

過去の研究では、能力を褒められた子供が学習意欲を失うことが示されています。