妊娠前に多量のコーヒーを飲んでいると流産のリスクが増加。 カフェイン以外の成分が関与?

(2016年9月) "European Journal of Nutrition" に掲載されたハーバード大学の研究で、妊娠前に多量のコーヒーを飲む習慣があった女性は流産(自然流産)することが多いという結果になりました。

研究の方法

自然流産の経験が無い1万1千人ほどの女性に、様々な飲料の摂取量と妊娠状況を尋ねた結果を分析しました。

結果
カフェイン摂取量との関係は微妙
妊娠前のカフェイン摂取量が多いほど自然流産のリスクが増えており、1日あたりのカフェイン摂取量(*)が400mgを超えていたグループは、カフェイン摂取量が50mg未満だったグループに比べて流産のリスクが11%増加していました(ただし、95%CIが0.98~1.25)。
(*) コーヒーのほか紅茶などカフェインを含有する飲み物で摂取するカフェインの総量ということでしょう。
犯人はカフェイン以外のコーヒーの成分?

妊娠前のコーヒー飲用量が多いほど自然流産のリスクが増えており、コーヒー飲用量が1日あたり4杯以上のグループは、コーヒーを飲んでいなかったグループに比べて流産のリスクが20%増加していました。 妊娠前のコーヒー飲用量による流産リスクの増加は、妊娠8~19週目で顕著でした。

さらに、カフェイン抜きのコーヒーとカフェインを抜いていない普通のコーヒーの間で自然流産のリスクに違いが見られなかった一方で、カフェイン入りの紅茶・カフェイン入りの炭酸飲料・カフェインの入っていない炭酸飲料について自然流産との間に関係が見られませんでした。
カフェインが入っていないコーヒーを妊娠前に飲んでいると流産のリスクが増えていた一方で、カフェインが入っている他の飲み物を妊娠前に飲んでいても流産のリスクは増えていなかったというわけです。