妊娠高血圧腎症とは

妊娠高血圧腎症は妊娠20週目以降の妊婦に生じる疾患で、血圧が高くなり、尿から過剰なタンパク質が検出されます。 妊娠高血圧腎症の症状は高血圧・頭痛・眼のかすみ・腹痛などですが、症状が一切あらわれないこともあります。

妊娠高血圧腎症になると、腎不全・心不全・脳卒中になる恐れがあります。 妊娠に関わる深刻な健康問題の1/3、そして早産の15%は妊娠高血圧腎症が原因です。

対処法

妊娠高血圧腎症への対処法は重症度と胎児の在胎週数により異なります。 軽症の場合には安静を保ちますが、娠高血圧腎症を治すには「出産を完了する」しかないため重症の場合には人為的に早産を引き起こします。

しかし、妊娠34週目以前の出産は胎児にとって危険です。 しかも、妊娠高血圧腎症の妊婦においては、胎児に酸素と栄養が十分に供給されなくなるために、胎児の成長が遅くなります(低体重児や死産のリスクも増加する)。 したがって妊娠高血圧腎症は予防が大切です。

罹患率

単純性高血圧の妊婦の4人に1人が妊娠高血圧腎症を発症します。 米国では妊婦の4%が妊娠高血圧腎症になります。 妊娠高血圧腎症のリスクは、双子や三つ子を妊娠している場合・妊婦が肥満している場合・糖尿病を抱えている場合に増加します。

妊娠高血圧腎症になるかどうかを正確に調べられる検査は今のところ存在しません。