出産間隔は短過ぎても長過ぎても自閉症のリスクが増加

(2014年9月) "Journal of the American Academy of Child & Adolescent Psychiatry" 誌に掲載されたコロンビア大学の研究で、子供を1人生んでから次の子供を妊娠するまでの期間が1年未満または5年以上である場合には、この1人目出産と2人目妊娠の間の期間が2~5年である場合に比べて、「次の子供」が自閉症になるリスクが増加するという結果になりました。

研究の方法

1987~2005年の間にフィンランドで生まれた子供たち 7,371人の記録を分析しました。 このうちの1/3ほどが自閉症と診断されていました。 残りの2/3ほどの子供たちのデータは、出生地と出生時間が自閉症の子供たちと釣り合うように抽出されました。

結果

兄または姉が生まれてから12ヶ月が経たないうちに弟または妹を授かった場合には、24~59ヶ月が経ってから弟または妹を授かった場合に比べて、弟または妹が自閉症になるリスクが1.5倍に増加していました。

また、兄または姉が生まれて60~120ヶ月が経った後に弟または妹を授かった場合にも、弟または妹が自閉症になるリスクが30%(1.3倍に)増加していました。 120ヶ月超が経ってから弟または妹を授かった場合には、このリスクは40%増加していました。

この結果は、両親の年齢・これまでに生んだ子供の数・両親の精神疾患の病歴などの要因を考慮した後のものです。

留意点
今回の研究だけでは、出産間隔それ自体が自閉症のリスク要因であると断定はできません。 研究者は、出産間隔に集約される他の複数の要因が原因で自閉症のリスクが増加するのではないかと考えています。