妊娠中のカフェイン摂取が子供の発達に及ぼす影響

(2015年11月) "American Journal of Epidemiology" に掲載された Nationwide Children’s Hospital(米国)の研究で、ほどほどの量であれば妊娠中にカフェインを摂っても胎児の生後の知能や行動に悪影響はないという結果になりました。

研究の方法
1959~1974年に 2,197人の妊婦から採取された血液サンプルを用いてパラキサンチンというカフェイン代謝物の血中濃度を測定し、生まれた子供の4才および7才の時点でのIQおよび行動との関係を調べました。
1959~1974年というのは、カフェインの安全性がさほど懸念されていなかったために現在よりも妊娠中のカフェイン摂取量が多かった時代です。 この時代の血液サンプルを用いることによって、カフェインの摂取量が多い妊婦のデータも得られます。
結果

妊娠中のカフェイン摂取量(カフェイン代謝物の血中濃度から推定した)と、生まれた子供が4才および7才になったときの発達(IQ)および行動(問題行動)とのあいだに関係は認められませんでした。

研究者は次のように述べています:
「コーヒーを1日に1~2杯ほど飲むのに相当するカフェイン摂取量であれば、妊娠中であっても問題はないと思われます」