妊娠中に運転すると事故を起こすリスクが増加

(2014年5月) "Canadian Medical Association Journal" に掲載されたカナダの研究によると、妊娠中に運転すると自動車事故を起こして障害を負ったり、胎児が死亡したりするリスクが増加します。

この研究では、50万人超の妊婦のデータを用いて、妊娠中の疲労感・つわり・不眠症・注意散漫などによって、運転ミスや、救急車で運ばれるような衝突事故を起こすリスクが増加しているかどうかを調べました。

その結果、妊娠前の3年間に運転していて起きた衝突事故が 6,922件(177件/月)であったのに対して、第二トリメスター(妊娠4~6ヶ月目)に運転していて起きた衝突事故は 757件(252件/月)であり、妊娠中には衝突事故を起こすリスクが42%増加するという計算になります。

統計的には、50人に1人の女性が妊娠中のいずれかの時点において交通事故に関与します。 ただし、妊娠中の女性であっても同年代の男性よりは事故率は低くなっています。

研究者は次のように述べています:

「妊娠中には軽い衝突であっても母体や胎児にとって取り返しの付かない事態となることがあります」