妊娠中の運動で帝王切開リスクが低減される①

(2014年10月) "American Journal of Obstetrics & Gynecology" に掲載されたローザンヌ大学(スイス)のシステマティック・レビューによると、妊娠中に運動をしておくことで、帝王切開をする事態となるリスクを低減できると思われます。

レビューの概要
このレビューでは、運動習慣と分娩の関係について調べた16のランダム化比較対照試験のデータ(データ人数 3,359人)を分析しました。 主な結果は次の通りです:
  • 運動をしていたグループでは(していなかったグループに比べて)帝王切開で出産するリスクが15%減少していた。
  • (赤ちゃんの)出生時体重に有意な違いはなかった。
  • 器械分娩(instrumental delivery)のリスクは同程度だった。
  • 11の試験(データ人数 1,668人)のデータによると、運動をしていたグループでは、運動をしていなかったグループに比べて体重の増加が有意に少なかった(平均で1.13kgの差)。

アプガールスコア(新生児の状態)・会陰切開・硬膜外麻酔・会陰裂傷・分娩時間・分娩誘発への運動の効果については、データが不足していたために何とも言えません。

今回の結果から、妊娠中にも運動を行うことが推奨されます。