閲覧以外で当サイトのコンテンツを利用する場合には必ず引用・転載・ネタ探しをするときのルールに目を通してください。

妊娠中に果糖を摂りすぎると胎児が成人後に不健康になる恐れ

(2016年4月) "American Journal of Obstetrics and Gynecology" に掲載されたテキサス大学の研究(マウス実験)によると、妊娠中の果糖摂取量が多いと子供が成人後に不健康になる可能性があります。

研究の方法
妊娠中のマウスを2つのグループに分け、妊娠期間全体を通じて一方のグループには普通の水を、もう一方の果糖を10%(*)含有する水だけを飲ませ続けました(エサは両グループとも普通のエサ)。 生まれた仔マウスには、いずれのグループでも普通のエサと普通の水を与えました(†)

(*) 大部分の清涼飲料水に使われている果糖の量と同程度。

(†) つまり、子供自身の食生活は健全。
そして1年後(*)に、仔マウスの腹部と肝臓の脂肪の量を計測したり血液検査を行ったりしました。
(*) マウスの寿命は2年ほどなので、仔マウスが中年となった頃。
結果
果糖水を与えられた母マウスから生まれた仔マウスは、普通水の母マウスから生まれた仔マウスに比べて次のような有様でした:
  • 太っていた。
  • 腹部と肝臓の脂肪が多かった。
  • 血圧が高かった。
  • インスリン抵抗性が強く、最高血糖値が高かった。
  • レプチン(*)の体内量が少なかった。
    (*) 空腹感を抑えてエネルギー摂取量を調節するホルモン。 脂肪細胞で作られる。

妊娠中に母マウスが果糖水を飲んだことによる影響は、雌の仔マウスで顕著でした。 コレステロール値に関しては、母マウスのグループによる違いも性別による違いも見られませんでした。

解説
肥満・高血圧・高血糖などはいずれも、心臓病や脳卒中のリスクが増加する原因となります。