妊娠中の体重増加量が少な過ぎても子供が肥満しやすい

(2014年4月) 妊娠期間中に体重が過度に増えると太った子が生まれるという研究が過去に発表されていますが、"American Journal of Obstetrics and Gynecology" に掲載された米国の研究によると、妊娠中の体重増加量が少な過ぎても、生まれる子供が肥満になるリスクが増加すると思われます。

この研究では、米国の病院の 4,145人の妊婦(人種はさまざま)の健康データと、これらの女性から生まれた子供の2~5才の時点でのデータとを照らし合わせました。 主な結果は次の通りです:

  • 妊娠中の体重増加量が、Institute of Medicine(米国の学会組織)が推奨する範囲内に収まっていた妊婦では子供が肥満になる率が14.5%だったのに対して、推奨範囲を超えて体重が増加した妊婦では20.4%の子供が肥満であり、体重増加量が推奨範囲未満だった妊婦の子供でも19.5%が肥満だった。 (2~5才のときの BMI が米国CDCによる統計データの上位15%以上である〔リンク先のページで言えば "85th Percentile BMI Value" ~ "97th Percentile BMI Value" に該当する〕子供を肥満とみなした)

  • 妊娠前の BMI が正常範囲内であって、妊娠中の体重増加量が推奨範囲未満だった女性では、子供が肥満になる率が(BMIが正常範囲内にあって妊娠中の体重増加量も推奨範囲内だった女性に比べて?)63%増加していた。

  • 妊娠前の BMI が正常範囲内であって、妊娠中の体重増加量が推奨範囲を超えていた女性では、子供が肥満になる率が80%増加していた。
研究者は次のように述べています:

「妊娠中の体重増加量は多すぎても少なすぎても、生まれる子供の食欲コントロールやエネルギー消費に恒久的な影響を与える可能性があります」