妊娠中の運動として適度な筋力トレーニングも有益


Karolina Petrov Fieril 博士

(2015年11月) 妊娠中の運動として推奨されるのは軽い有酸素運動(ウォーキングや水泳など)で、筋力トレーニングは控えるように指示されることもありますが、ヨーテボリ大学の研究(学位論文)で妊娠中の運動として筋力トレーニングも有益であるという結果になりました。

研究の方法

妊娠14週目未満の妊婦92人を被験者とする臨床試験や妊娠21週目の妊婦20人を被験者とするクロスオーバー試験などを行って、有酸素運動と筋力トレーニングが血圧・心拍数・生活の質などに及ぼす影響を調べました。

結果
ほどほどの筋力トレーニングによって姿勢の悪さ・疲労感・頭痛・吐き気・不眠・背中の痛みなどが軽減され、コントロール感(*)が増大しました。
(*) コントロール感 - sense of control。 物事を自分の思うようにコントロールできている、自分に能力があると感じている状態のこと。 コントロール感は、ストレスの低下と安寧感につながります。
筋力トレーニングによる血圧と心拍数の変化は有酸素運動と同程度で、危険な数値にはなりませんでした。