閲覧以外でのコンテンツの利用をお考えの方は引用・転載をするときのルールをご確認ください。
Copyright (c)2013-2017 最新健康ニュース All Rights Reserved.

妊娠中の喫煙で胎児が喘息になるリスクが激増

胎児が喘息になるリスクが増加

(2012年8月) "American Journal of Respiratory and Critical Care Medicine" に掲載された研究によると、妊娠中に喫煙すると新生児が喘息になるリスクが恐ろしく上昇します。

概要

この研究はスェーデンの Karolinska Institute が2万人超の子供を対象に行ったもので、胎児のときに母親が喫煙していた子供は、喘息になる率が65%も高くなっていました。 生後にタバコの副流煙にさらされていない子供でも、喘息のリスクは増加していました。

胎児のときに母親に喫煙された子供は、就学前から喘鳴や喘息の症状が現れます。

妊娠初期の喫煙が特に有害

今回の研究によると、喫煙が胎児に特に悪影響を与えるのが、妊娠12週目までの喫煙です。 妊娠したらタバコを止めようと思いつつ、妊娠しているのに気付かずにタバコを吸っているというケースも考えられますが、その被害が特に大きいというわけです。

胎児の子供にまで悪影響

(2013年8月) "Lung Cellular and Molecular Physiology" に掲載された米国の研究によると、妊娠中の喫煙によって胎児の子供(つまり喫煙者女性の孫)でまで、喘息のリスクが増加します。

この研究では、疾患モデル(disease model)において妊娠中の喫煙と第三世代(孫)における喘息との関係が示されました。

後成的要因
過去の複数の研究では、喫煙者の子供において喘息のリスクが増加する原因が後成的な要因に基づくものであるという結論になっています。 喫煙者の子供の場合はニコチンが肺の細胞と生殖細胞の両方に影響するために、これらの細胞から発達する肺が発達異常を起こし、それが喫煙者の子供の喘息の原因となるというのです。
後成的とは、食事や環境などの後天的な要因が遺伝子に影響して、遺伝子の発現(遺伝子の設計図に基づいて体内でタンパク質が作られること)のパターンが変わることを言います。