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妊娠中の喫煙で胎児が大人になってから病気になりやすくなる

(2014年5月) "Pediatric Academic Societies" の会合で発表されたユタ大学の研究チームによると、妊娠中のタバコや、大気汚染、栄養不良などが胎児にもたらす悪影響の中には、胎児が生まれて大人になったのち初めて、肥満・高血圧・2型糖尿病・脂肪肝などの代謝病や肺疾患といった形で表に出るものもあると考えられます。

研究チームが行ったネズミの実験で、妊娠中のネズミをタバコの煙に暴露させたところ、生まれた子ネズミが生後にはタバコの煙に接触しなかったにも関わらず、成鼠(せいそ)後に呼吸器系の問題が生じたり、代謝病になるリスクが増加するという結果になったのです。

研究者は次のように述べています:
「(胎児のときに母親を介して暴露した)タバコの煙の影響は、生まれて間もない頃には微妙にしか表れないかもしれませんが、やがて大きな健康問題となって表れます。 例えば、胎児のときにタバコの煙に暴露すると肺の構造に変化が生じますが、その変化による問題が直ちに生じるわけではありません。 成人後に受動喫煙や大気汚染がきっかけとなって肺疾患や代謝病になるリスクが増加するのです」