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妊娠初期にビタミンB12とコリンを摂ると生まれる子供が喘息になりにくい

(2014年5月) "2014 American Thoracic Society International Conference" で発表された米国の研究によると、妊娠1~12週目にビタミンB12 やコリン(メチル供与体)を食事などにより摂取することにより、生まれた子供が7才の時点で喘息であるリスクが低下すると考えられます。
メチル供与体とは、「メチル化」と呼ばれる生化学的プロセスに関与する栄養素の総称です。 メチル化とは、体内において化学物質がタンパク質や、DNA、その他の分子と結び付くことを言います。 ビタミン B12 とコリンのほかビタミン B6、葉酸、ベタインなどもメチル供与体です。 メチル供与体を食事経由で摂取することによって心臓疾患やガンなどの疾患のリスクが変化します。
この研究では、1,052人の妊婦を対象にアンケートを実施して、妊娠1~26週目の時点における食事およびサプリメントによるメチル供与体の摂取量を調べました。 対象となった妊婦たちの子供のうち7才の時点で喘息と診断されたのは219人(20.8%)でした。

母親のBMI・喘息の病歴・教育水準・世帯収入、および子供の出生時体重・性別・人種・母乳育児の期間・受動喫煙・アトピー性皮膚炎などの要因を考慮した結果、妊娠1~12週目におけるビタミンB12 とコリンの摂取が多かった妊婦でのみ、生まれた子供が喘息になるリスクが低下していました。

研究者は次のように述べています:

「今回の研究では、妊娠中に葉酸などのメチル供与体を摂取しても子供が喘息になるリスクは増加せず、それどころかリスクが下がることが示唆されました」


コリンとビタミンB12 を含む食品
妊娠中にはコリンの必要量が増加します。 コリンは牛や豚のレバーや、タラ(魚)、野菜ではカリフラワーやブロッコリーなどに含まれています。 コリンのサプリメント(Amazon)も市販されていますが、コリンを摂りすぎると体臭が魚臭くなるそうなのでご注意を。

ビタミンB12 は肉類に含まれています。 アサリやシジミなどの貝類にも豊富に含まれていますが、人体は貝類に含まれるビタミンB12 を利用できません。参考記事: 人体が利用できない「偽の」ビタミンB12に注意
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