妊娠中にDHAを服用していても子供の頭は良くならない

(2014年5月) 妊娠中の女性は現在、胎児の脳の発達を促進するためにオメガ3脂肪酸(DHA)を積極的に摂ることが推奨されていますが、"JAMA" に掲載されたオーストラリアの研究(無作為試験)では、妊娠中に DHA のサプリメントを飲んでいても、生まれた子供が4才になった時点の認知・問題解決・言語能力は向上していませんでした。

研究の方法

妊婦を2つのグループに分けて、一方のグループ(313人)には DHA を、そしてもう一方(333人)にはプラシーボを、それぞれ800mg/日飲んでもらいました。

結果

生まれた赤ちゃんが生後18ヶ月になった時点で、両グループの赤ちゃんで認知・言語・運動能力に違いが見られなかったのですが、4才になった時点でも認知・記憶・思考・問題解決・言語能力に違いが見られなかったのです。 4才というのは、発達の微妙な違いに関して信頼度の高い評価が可能となる年頃です。

コメント
研究者は次のように述べています:
「今回のデータからは、妊娠中の DHA 補給によって生まれた子供の初期の発達が促進されるとは言えません」