妊娠中に果物をたくさん食べていると賢い子供が生まれる?

(2016年5月) "EbioMedicine" 誌に掲載されたアルバータ大学(カナダ)の研究によると、妊娠中に果物をたくさん食べていると賢い子供が生まれるかもしれません。

研究の方法

カナダのエドモントン市に住む1才児688人のIQなどのデータを分析しました。 分析においては世帯収入・両親の教育水準・在胎期間など子供のIQに影響すると思われる要因を考慮しました。

結果

少なくとも1才の時点では、母親の妊娠中の果物摂取量が多いほど子供が賢いという結果でした。

研究チームの計算によると、果物または果物ジュースを1日あたり6~7回分飲食していると、生まれる子供の1才の時点におけるIQが平均6~7ポイントも高くなります。 平均的な子供のIQが100ですから、6~7ポイントというのは少なからぬインパクトがある数字です。

また、在胎期間(生まれるまでに胎内で過ごした期間)が長いほど胎児の発達が進むことが知られていますが、果物の摂取量を1日あたり1回増やすことによる子供の知能への影響は、在胎期間が1週間延びるのに相当していました。

注意点

果物の食べ過ぎには注意が必要かもしれません。 果物が妊娠糖尿病などの妊娠合併症に及ぼすリスクは未だ十分に研究がなされているとは言えない状態です。 特に果物ジュースは果汁100%のものであっても、糖尿病・高血圧・肥満のリスクが増加する恐れがあります。

厚生労働省の食生活指針(PDFファイル)では果物の摂取量として、妊娠初期には1日あたり2回、妊娠中期と後期には1日あたり3回という数字を提示しています。