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妊娠中に線香の煙にさらされると生まれる子供が小さくなる恐れ

(2016年5月) "Environmental Health Perspectives" 誌に掲載された台湾の研究によると、妊娠中に線香などのお香の煙にさらされると体が小さい子供が生まれる恐れがあります。出典: Incense Burning during Pregnancy and Birth Weight and Head Circumference among Term Births

研究の方法

妊娠満期(妊娠37週目より後)で生まれた新生児 15,773人(女児 7,557人)のデータを分析しました。 分析においては、出生時体重に影響する要因も考慮しました。

結果

男児においてのみ、母親が妊娠中にお香の煙にさらされていたグループで体重が18g少なくなっていました。 女児では母親がお香の煙にさらされていたことによる体重への影響は見られませんでした。

頭囲(頭のサイズ)は男児でも女児でも、母親が妊娠中にお香の煙にさらされていたグループの方が小さくなっていました(-0.95mmと-0.71mm)。 ただし女児の方の数字は、統計学的に有意ではありませんでした。

お香の煙の影響が強く表れていたのは、体のサイズ(体重・頭囲)が今回のデータの標準的な水準よりも大きかったり小さかったりする(*)新生児でした。
(*) 体のサイズが最も大きい30%と最も小さい30%。 お香の体のサイズへの影響が最も強く表れていたのは、体のサイズが水準よりも小さい30%のグループ。
解説

お香の煙には一酸化炭素・亜硫酸ガス・二酸化窒素など健康に悪影響を及ぼしかねない物質が含有されています。

お香の煙が胎児の出生時体重に及ぼす影響は、喫煙が胎児の出生時体重に及ぼす影響ほどではありません。 妊娠中の喫煙が胎児の出生時体重に及ぼす影響は-114g、そして頭囲に及ぼす影響は-3mmほどです。